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文化・芸術

人間国宝 三代目徳田八十吉氏死去

先日「青磁の美」と題して書きこんだ、人間国宝の徳田八十吉さんがなくなりました。

あの美しさに出会ったばかりで訃報に接するとは…

本当に残念です。

もう一度あの美しさをご案内しておきます。

http://www.suntory.co.jp/whisky/tokuda/

心からご冥福をお祈りいたします。

奇跡のピアノ

テキサス州フォート・ワースで行なわれてるヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで、6月7日に辻井伸行さん(20歳)の優勝が発表されました!日本人として同コンクールでの優勝は史上初の快挙、アジア勢としても史上初になります。

辻井さんが弾いていたラフマニノフのピアノ協奏曲第二番は私の最も好きな曲で、ちょっとだけ聞かせていただきましたが、まさに奇跡のピアノ…本当に盲目なのだろうか、と思える素晴らしい演奏でした。

おそらく血のにじむような努力でここまで来たのでしょうし、それについて健常者である私が論評できようはずもありません。

ただ、一つだけ言えるのは辻井さんの心というか魂の中でラフマニノフは一つのはっきりとしたイメージになり、しっかりと咀嚼した上で演奏しているということです。そうでなければあれだけ心を打つ演奏にはなりえません。

多くの演奏家が技術のみを追い求めている中で、魂のこもったあの演奏はまさに奇跡のピアノでした…

はまっている曲

NHKの土曜時代劇「陽炎の辻」は原作もすべて読み、ドラマもすべて見ています。

荒唐無稽といえばそうなのですが、一昔前の時代劇と違う新鮮さと、昔からの時代劇の安心感(主人公は正しく強い!)が混在して、結構面白いですよ。

そしてその主題歌「愛を止めないで」がエンディングに流れます。(実は「陽炎の辻」はラブストーリーでもあります)

歌っている新妻聖子さんは結構有名なミュージカル女優さんです。

なんていい声なんだろう、と思ってました。

一度聞いてみてくださいな。

http://www.youtube.com/watch?v=FdSrSDO-x58

青磁の美

今日何気なくテレビを見ていたら人間国宝の特集がありました。

木工芸、竹工芸の美しさも堪能しましたが、一瞬だけ映し出された青磁…その色合いに目を奪われてしまいました。

三代徳田八十吉…

九谷焼出身でありながら、従来の九谷焼のように、絵柄(山水・人物・花鳥風月)ではなく、色の配色のみで作品を仕上げてるのが大きな特徴であり、色は約70色を使い分け、色の濃淡(グラデーション)のみで作品を仕上げてます。

と説明しても、私は陶芸方面には疎いので、とにかくその「青」の美しさ、まばゆさには本当に感動しました。

つい先日サントリーから徳田氏の作品を使った限定ウイスキーが発売されました(1本100万円)が、瞬く間に完売したそうです。

http://www.suntory.co.jp/whisky/tokuda/

もし私が買えたとしても飾っておくだけだよなあ。遠くから、近くから眺めるだけで十分ですからね。貧乏性かな…